MUSIC

存在としてのオルタナ / NEIL YOUNG 「Homegrown」

ニール・ヤングといえば、70年代から活躍しているカナダ出身のミュージシャンで、どちらかというとフォークシンガー的なイメージが強いアーティストだと思います。
確かに70年代はそのフィールドにおいて活動していましたが、80年代、90年代、2000年代と変わっていく時代に合わせて様々な音楽スタイルを吸収し、次世代のミュージシャンとの共演し、その中でも圧倒的な存在感を示してきました。
エリック・クラプトンやボブ・ディランなんかと同じ、大御所ミュージシャンと横並びの存在には違いないのですが、もっと身近に感じるのがこの人の特徴だと思います。
いい意味で円熟していないというか、内省的でなんだか危なっかしいイメージとか。王道からいつも少し離れた、存在としてのオルタナティヴなんですよね。
その人間味溢れる存在感とその音楽に、結局僕らは惹かれるのかも知れません。

1972年にキャッチーな大ヒットアルバム「Harvest」の後、盟友を立て続けに亡くした悲しみもあってか、74年「On the beach」75年「今宵その夜」とどちらかというと暗く内省的なアルバムが続きます。
個人的には2枚ともわりに好きなアルバムなのですが、代表アルバムとして話題に上ることはあまりありません。
そして、ちょうどこの同時期に録音されにも関わらず、いろんな理由で発売には至らず、長い間お蔵入りになっていたアルバムが去年2020年にリリースされました。
それがこの「Homegrown」です。

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