12月に入りました。2020年もあと僅か。
今年は仕事の上でも大きな変化の年でした。いろんな種類の仕事をしているので多忙を極めていますが、求められている事に感謝です。
脇役は主役あってこその存在価値ですから。
そんなわけで、今日のアルバムはグローヴァー・ワシントン・ジュニアですが、エリック・ゲイルやルイス・ジョンソンなどの脇役?にリスペクトを込めて。
グローヴァー・ワシントン・JRというとあまりにも80年のグラミー受賞盤「Winelight」が有名で、もちろん文句なしに名盤ですが、僕は70年代のジャズ・ファンク的辛口アルバムが好みで、その中ではちょっとマイナーな75年のアルバム「FEEL SO GOOD」にスポットを当ててみたいと思います。
このアルバムの前作「MISTER MAGIC」も相当にファンキーで甲乙つけがたい内容です。こちらもいずれ紹介したいです。
両方ともアレンジはボブ・ジェームス、レーベルはKUDUです。
さて、このアルバム「FEEL SO GOOD」のアナログ盤でいうB面、収録は2曲だけなのですが、針をおとした瞬間から始まるファンクなリズムに乗せて、時にエモーショナルに時にクールに時に柔軟にうたうグローヴァー・ワシントン・ジュニアのサックス、後半クールなサイドマン、エリック・ゲイルのいつになく熱く盛り上がるギターソロが素晴らしいタイトル曲「feel so good」に続いて、ヒップホップのサンプリングネタとしても有名「Hydra」。
ルイス・ジョンソンの元祖チョッパースタイルのベースとドラムのコンビネーションのリズムが最高です。これだけでもずっと聴いてられる。そこにシングルノートで控えめに絡むエリック・ゲイル。
数十年トータルすると、B面3回にA面1回くらいの割合で聴いているので、きっとB面の方ばかりが減っているんでしょうね。
A面とかB面とか、アナログ盤ならではの聴き方ですね。
このアルバム全てが丁度いい分量で収まっており、誰もがやり過ぎていない、かといって誰の個性も埋もれていない、このちょうどいい感が、長い間安心して聴ける秘訣なのかも知れませんね。
1
2