外は雨が降っています。雨をテーマにした曲は意外に多く、わりに歌にしやすいシチュエーションなのかも知れません。
子供の頃から雨降りがとても嫌いで、雨ガッパを着るのも傘をさすのも煩わしくて、でも濡れるのはもっと嫌で朝から雨が降っていると憂鬱な気分になっていました。
大人になってからもそれは変わらないものの、雨の日には雨の日なりの良さがあるなーなんて一歩引いて考えるようになり、楽しむまでは到底無理だけど、最近は雨の景色もなかなか良いよねなんて思うようになりました。歳かな。
雨がテーマの曲と言って最初に思い浮かぶのはこの「雨のジョージア」です。
すごく好きな曲。1970年にブルックベントンが歌って大ヒットした曲です。
オリジナルは、スワンプロックのSSW、トニージョーホワイト。
ほんとに沢山のアーティストがカバーしている曲なので、人気の程が伺えるのですが、特にメロディーが綺麗とか、曲調が複雑とか、サビが盛り上がるとか全く無くほんとに地味な曲です。
でも、やっぱり雨の日の曲って言うと真っ先に思い浮かぶんだよなーこの曲が。
雨の情景が浮かびますね。ソウルクラシックスの名曲。
ちょっと意外なところではブルースシンガー、ギタリストのOTIS RUSHが名盤「Right Place , Wrong time」の中で取り上げています。
他の曲はブルースマンだけにバリバリとギターを弾いているのですが、この曲はブルックベントンの歌唱をなぞる様に、実にしっとりと歌い上げています。
アナログ盤だとこれがA面の最後に来るので締め括りに相応しく、そして盤を裏返すと、B面1曲目「Natural Ball」で得意のスクイーズギターがまた炸裂するわけです。
こちらもブルースクラシックですが、味わい深い良いアルバムです。
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