そんな先入観の中、勧められて初めて聴いたこのアルバム。
ロックバンドのアルバムにここまでインパクトを受けたのは初めてでした。
僕と同い年ですから当時21歳のジョン・フルシアンテの多彩なギタープレイがめちゃくちゃ格好良く、これは今聴いても尚ワクワクします。
テクニシャンのチャドとフリーのリズム隊のグルーヴ感、何より楽曲が素晴らしいし、アルバム通して音がめちゃくちゃいい。
ドキュメンタリービデオにもありますが、レコーディングスタジオではなく洋館に機材を持ち込んで、合宿のように泊まり込みながらジャムセッションから全ての曲が出来上がっていったのだといいます。
30曲以上レコーディングされた中から絞り込まれた17曲、本当に捨て曲無しで、文句なしにアルバム通して楽曲のクオリティーが高く、バンドとしてのいい意味でラフでグルーヴ感のある演奏がアレンジも含めていい感じに凝縮されています。
ファンクとハードロックとHIP HOPの融合なんて言われますが、まさにいいとこ取りで、それが音楽としてもちゃんと成立しているのが素晴らしいと思います。
このアルバムは僕的には、BEATLESの「サージェント・ペパーズ」と同じくらいにロックの金字塔として評価されていいんじゃないかと思ったり。
今日のBGMは、そんな’91年「Blood Sugar Sex Magik」アルバムの中から、ファンキーなこの3曲を続けてどうぞ。
その後の僕の人生、いろんなジャンルの音楽を聴くようになったのは、間違いなくこのアルバムを聴いたきっかけによる影響が大きいと思います。
人生のきっかけってどんなところに潜んでいるか分かりません。
苦手だなーって思っていても、いざ思い切って飛び込んでみたら物凄くのめり込む事だってあるかも知れません。
チャンスは思わぬ時期に思わぬタイミングで訪れるものです。
いくつになっても、新しい事に挑戦していきたいものですね。
ではまた次回!