すっかり肌寒くなってきました。特に朝晩は。
ランニング時のスタイルもタンクトップから長袖ウェアに変更しました。
秋生まれだからなのか、秋の気候はけっこう好きですね。
前回名脇役ギタリストとして、david t. walkerを紹介しましたが、今回はそれの鍵盤バージョン、佐藤博さんのアルバムについて。
佐藤博さんというと、キーボーディストというよりアレンジャー、プロデューサーとしてのイメージが大きい方が多いかも知れませんが、70年代から日本の名盤と言われる山下達郎、大滝詠一、細野晴臣といったレコードにはキーボーディストのクレジットに彼の名前を見つける事が多いです。
「スーパーマケット」’76「TIME」’77「ORIENT」’79の3枚のソロアルバムをリリース後、渡米し海外で活躍。
そして帰国後にリリースしたアルバム「Awakening」’82が、名盤としてとりわけ有名です。
ちょうどYMOで知られるようにシンセサイザーや打ち込みの音楽が出てきた80年代初頭、リズム・マシンLINN LM-1の打ち込みを使いバッキングトラックの殆どを一人で多重録音したというこのアルバムは、今聴いても全く色褪せておらず、逆に成熟した現代の音楽シーンに妙にマッチしてもてはやされているのかも知れません。
アルバムから透き通るような女性ボーカル、ウェンディ・マシューズとデュエットのメロウな曲「I CAN’T WAIT」をどうぞ。
アナログシンセROLAND JUPITER-8とFENDER ローズが絡むスイートな曲調に松木さんのギターがいいアクセントになってます。
他にもビートルズの「FROM ME TO YOU」のポップなカバーや、有名曲「SAY GOODBYE」ではギタリストとしての山下達郎さんのカッティングが聴けます。
最近は、このアルバムを通して聴きながら日課のランニングをして仕事に取り掛かるのです。爽やかな朝。
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